Item Number 27
気軽に使えるエントリーコンデンサーマイク TM-80 スタッフのコメント: 業務用録音機材で知られるTASCAMが発売したコンシューマー向けコンデンサーマイクです。
ラインアップの中でもお手頃な価格帯で発売されたのがこちらのTM-80です。
1万円未満で売られているコンデンサーマイクは、音質云々の前にホワイトノイズが目立ってしまうものが多々ありますが、TM-80は極端にボリュームを上げない限り、十分実用な範囲内です。
1万円台のマイクと比べても遜色ないS/N比だと感じました。
もちろん、価格帯なだけに5万円近いマイクと比べると躊躇にS/N比の違いは出ますが、自宅使用では十分な範囲だと思いました。
ちなみに、付属の3脚のミニスタンドやショックマウントは値段なりといった感じです。
3脚のミニスタンドは角度によっては倒れてしまいます。
あくまでも、メーカーがあらかじめつけている付属品という位置づけとなりますので、この点はご了承くださいませ。
申し上げにくいことですが、社外製のスタンドもあわせてご検討頂けましたら幸いです。
音質は、基本的にはフラット系ですが、少し軽やかな傾向にありコンデンサーマイクなのにダイナミックマイクのような軽快感があります。
軽やかにボーカルやナレーションを録りたい、という用途にお勧めです。
とくにゲーム実況や動画のナレーション収録など明るいコンテンツの制作と相性が良さそうです。
定番のAT2020と比べると、フラットな特性は近い個性に感じましたが、TM-80のほうがより軽やかな質感が得られます。
AT2020のほうは、比べると少しだけ上質な質感となり、よりフラットに近い印象を受けます。
マイクの感度は明らかにAT2020の方が良いですが、ネームバリューでいくと、オーディオテクニカには敵いませんが実際に聞き比べてみると、思った以上にTASCAM TM-80も健闘していると思います。
より詳しい比較は、下記商品説明文でご案内いたします。
型式 コンデンサー 指向特性 単一指向性 周波数特性 20Hz - 20,000Hz 感度 -38dB +/-2dB (0dB=1V/Pa at 1kHz) 最大SPL 136dB (at 1kHz=1% THD) S/N比 77dB 重量 300g(本体のみ) コネクター形状 標準XLR オス 付属品 XLRマイクケーブル、サスペンション(ネジ径:5/8インチ)、卓上マイクスタンド ■メーカーサイトより 18mmの大型ダイヤフラム(振動板)を持つコンデンサーマイクです。
ボーカルをはじめ、アコースティックギターや管楽器の収音、ドラムのオーバーヘッドなど様々な用途で使うことができます。
振動を吸収するサスペンション、ケーブル、デスクトップスタンドもセットになっており、はじめて購入するコンデンサーマイクとして最適です。
ご確認ください。
※コンデンサーマイクはファンタム電源が必要なマイクロフォンです。
※製品の仕様及びデザインは改良のため予告なく変更することがあります。
また、モニタの設定などにより色調が実物と異なる場合がございます。
ご購入後に思った色と違うなどでのご返品はお受けできません。
※こちらの商品は店頭及び他のショッピングサイトでも販売を致しております。
タイミングによっては売り切れの場合がございます。
ご注文時に売り切れの場合は、お取り寄せにお時間を頂くこととなります。
18mmの大型ダイヤフラム(振動板)を持つコンデンサーマイクです。
ボーカルをはじめ、アコースティックギターや管楽器の収音、ドラムのオーバーヘッドなど様々な用途で使うことができます。
振動を吸収するサスペンション、ケーブル、デスクトップスタンドもセットになっており、はじめて購入するコンデンサーマイクとして最適です。
メリーネット運営会社「株式会社 福山楽器センター」の店頭展示機を使って、同価格帯の製品を比較検証いたしました。
以下、スタッフ(男性/ミドル強め)による試し録りを行った感想となります。
マイクは楽器のようにお好みによって感じ方、合う合わないが異なります。
マイクの優越を決めるものではありませんので、ご参考程度にお読み頂けましたら幸いです。
■audio-technica AT2020との比較 音の性質: 傾向はどちらもナチュラル系で原音に対して色づけしないように造られたマイクだと思います。
しかしながら、TASCAM TM-80がオーディオテクニカらしい音になっているかというと、そうではありません。
AT2020はエントリー機種ながらオーディオテクニカの実直で真面目なサウンドという一環した指標が感じられますが、TASCAM TM-80には若干の色づけが感じられました。
聞き比べをするとTM-80は軽やかな傾向があり、ダイナミックマイクの雰囲気を感じさせる面白い質感があります。
素の音でも明瞭感が得られやすく、ネット配信や簡易的なボーカルデモには使いやすそうですね。
一方のオーディオテクニカ AT2020は、比較するとローが良く入るので上品な聞こえ方がします。
また、キャラクターとしてもクセが少ないので、EQの教材としては凄く良いでしょうね。
予算を抑えつつ落ち着いた雰囲気のナレーションやボーカルを録りたい、あるいはEQで補正を掛けるので素直に録りたい、という用途にはAT2020を使いたいと思いました。
マイクの感度について: 感度は実感できるほどに違いますね。
AT2020の方が感度が良く、ボーカル録音の場合TM80よりもプリアンプのゲインを低く設定して使用することができました。
TM-80は感度が若干劣りますが、空調音や排熱ファンの音などが気になる自宅使用の場合は、多少感度が低い方が環境的なノイズを気にせずに楽に収録できると思います。
ナレーション収録の場合、感度をカバーするためマイクとの距離をある程度近づけると良いと思います。
但し、マイクと口の距離が変わると音質も変化しますので、音の変化度合いに応じて距離をお試し下さい。
S/N比について: テスト環境が防音されていない場所だったためか、思いのほかホワイトノイズの差は感じられませんでした。
■Seide(ザイド) EC-Meとの比較 両マイクの特長 どちらのマイクも気軽に使えるコンデンサーマイクがコンセプトのマイクロフォンです。
音の性質: この2本は明らかに違うキャラクターのマイクですね。
TM-80は極力色づけしない、という姿勢が感じられますが、対するEC-Meは中高音域が強調された個性あるマイクロフォンです。
TM-80の音を聴いたときにはダイナミックマイク寄りのコンデンサーマイク、という印象を受けましたが、Seide EC-Meはさらにダイナミックマイク寄りに振ったマイクだと思います。
マイクの感度について: ごく僅かにEC-Meの方が高感度なように感じました。
S/N比について: 正直、TM-80の方がホワイトノイズが少ないです。
SeideのEC-Meはゲインを上げると”サー” というホワイトノイズが気になります。
個性あるマイクなだけに惜しいですね。
総括: SeideのEC-Meはパンチのある音が録れる個性的なマイクです。
好みに合えば、スタジオレベルのマイクを保有されている方にも好評で、自宅用サブマイクとしてご愛用頂いているお客様もいらっしゃいます。
マイクに対してしっかりとした音量を入力することができる使用方法であれば、ホワイトノイズ以上に個性が際立つマイクです。
またエレクトレット・コンデンサーマイクの特性からか、スマホやコンデジで録った音声にナレーションを被せても全く違和感がない音質だと感じました。
スマホで録った動画へのアテレコに抜群だと私は思います。
ナレーションやしっとりとしたボーカルなど、繊細な音を録るならばS/Nや感度の観点から考えるとAT2020やTM-80の方が無難な選択になるかと思います。
なかでもゲーム実況やネット配信など、明るい声を録りたいという用途には、軽やかな音質のTM-80を使いたいですね。
Review Count | レビュー件数 | 0件 |
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Shop Name | ショップ | 楽器のことならメリーネット |
Price | 商品価格 | 10,800円(税込み) |